神戸物産 決算発表
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本日のチャート
下記が神戸物産の1時間チャートですが、決算は非常に厳しい結果となりました。・・・・
決算発表前の前場は多少上昇していますが、後場になると「信用買い組」でしょうか売りが多く大きく下落しました。長期保有組の僕には「損切りするべきか」、「そのまま保有すべきか」判断に迷いました。
後場終了後の発表だったのに本日は下落が続きましたが、市場にどんな情報が流れたのでしょう。
決算書からの引用
第1四半期の連結実績
軽く確認した感じ営業利益でも下がっていますが、経常利益でものすごく下がっている。
食品関係でも安い輸入商品が多い業務スーパーだと、超円安だと経営が厳しくなるとは予想していました。ドル円が150円前後になると営業利益が前年比14.9%なら損失ならそんなにビックリする数字ではないと思って言います。
問題は経常利益が前日比72.2経常利益の損失です。詳細を見ながら確認していくしかありません。
セグメント単位の売上高
- 業務スーパー事業 業務スーパー「直轄エリア5店舗、地方エリア2店舗」
- 外食・中食事業 神戸クック・ワールドビュッフェ 「出店1店舗、退店0店舗、純増1店舗」
- エコ再生エネルギー事業 2022年6月から福島県西白河郡西郷村で1ヵ所の太陽光発電所が稼働
神戸クック・ワールドビュッフェは、関西地区がメインで出店しているので東京に住んでいる僕には縁がないですが・・・
インフレで消費者が「できるだけ安く」と思っている以上、業務スパーで買い物する人も増えていくと思っています。毎週単位で業務スーパーに買い物に行きますが人が清算でレジ前に並んでいる印象です。
デリバリディブ評価損
神戸物産 短信引用
原料か輸入品の値上げで「売上原価」が上昇し売上総利益を圧迫していますが、この手のスパーは原料が上昇したからと言って値上げはできないので厳しい状況でしょうね。
安売りのお店なので輸入品も多いので難しい価格の設定なのでしょうね。「販売費及び一般管理費」人件費だと思いますが給料を上げたのでしょうかね。
問題は「営業外費用 ⇒ デリバリディブ評価損」36億近く利益を圧迫しています。
デリバリディブ評価損とは
株式、債券、商品、通貨などの金融商品を基礎資産として、将来の価格変動に応じた金融契約です。具体的には、将来の価格変動に応じて決定される支払いを約束する契約です。
最近の狂ったような円安に先物で買った商品などの含み損でしょうか。思った以上に円安の影響が響いているみたいです。
別の資料に詳しい話が掲載されていました
為替がいきなり円高に動いたりして、予定の為替水準を大きく上回ったみたいです。今年の10月には干渉するみたいですが・・・・
個人的には
決算を見ても損失は円安が影響しているようなので・・・ 安く大量に仕入れる業態のスーパーでは今の円安は厳しいみたいですね。
同じ業種の「トーホー」「三菱食品」なども、決算はめちゃくちゃ「いい決算」ではないです。140円以下になれば原価が下がり経常利益も改善してくると思いますが、現状では営業利益が厳しいのかも知れません。
第2期の決算まで保有してみようと思っています。植田新日銀総裁のコメントではYCC撤廃も金利の引上げもないそうなのでもう少し様子を見て円安に傾くようなら損切でしょうかね。
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